生活習慣病を予防する特定非営利活動法人 日本成人病予防協会
みなさまは「スマホ難聴」という言葉を聞いたことがありますか?
スマートフォンやパソコンで音楽を聴いたり、動画を視聴するに加えて、新型コロナウイルス感染防止のためにテレワークやなどの機会が増え、イヤホンやヘッドホンの長時間の使用が原因となる難聴のリスクが世界的にも問題視されてきています。
今回は「スマホ難聴」とはどのようなものか、また、難聴を予防するための方法についてご紹介します。
簡単に説明するなら、その名前の通りスマートフォンやパソコンなどを使用することで難聴になることです。
この難聴は、「騒音性難聴」と呼ばれるもので、WHO(世界保健機関)も警鐘を鳴らしており、世界的にも問題となってきています。
そして、この難聴はすぐに発症するというよりは、数年かけて悪化していくため、悪化して初めて発症に気づくということもあるといいます。
このスマホ難聴は、一種の現代病ともいわれています。ここ数年は、新型コロナウイルスの影響もあり、プライベートでも仕事上でもスマートフォンやパソコン使用することが増えた方も多くいらっしゃいます。その結果、イヤホンやヘッドホンを使用する時間が長くなったことがきっかけの一つとなり起きていると考えられます。
そして、長時間イヤホンを着用していると耳に熱がこもってしまったり、知らず知らずのうちに耳を傷つけてしまいます。あるいは、段々と音量に慣れてしまうことで大音量になってしまい、大きな振動が耳への負担となってしまい鼓膜の奥にある音を感知する有毛細胞が傷ついてしまい、結果として聴力低下に繋がることがあります。
知らず知らずのうちに難聴を発症してしまうのを防ぐためにも、できることから取り入れてみましょう♪
一度聴力が落ちると回復は困難になってしまうといわれています。
生活スタイルの変化により、以前より日常的に使用時間が長くなりがちな方も増えてきたかと思いますが、予防方法を実践してスマホ難聴になってしまうリスクを極力減らして、快適なお耳ライフを過ごしましょう♪
来月のテーマは、「リモートワークによる疲れ目 ~新しい生活様式~」です。