生活習慣病を予防する特定非営利活動法人 日本成人病予防協会
最近、肩こりや首痛に悩んでいる人が増えています。特に、若い世代に急速に広がってきていて、その原因はスマホによるストレートネック(スマホ首)といわれています。
ストレートネックとは、正常な首の骨が「く」の字のようにカーブしているのに対し、首の骨が真っすぐ(ストレート)になってしまった状態を言います。近年、ストレートネックが増えている原因は、スマホ(スマートフォン)です。スマホを使用する場合は、うつむいたままの状態が続きがちです。うつむいた状態は、頭を支える首に大きな負担をかけ、首のカーブが次第に失われていきます。
その他に、パソコンを使った長時間のデスクワークや姿勢が悪い座り方などもストレートネックを引き起こします。
肩や首、背中、腰などのコリが主な症状ですが、重症化すると痛みやしびれ、背骨の変形によるヘルニアなどにもなります。他にも、手足の冷え、頭痛、眼精疲労、吐き気、めまい、慢性的なだるさ、血行不良などの症状があります。
簡単にチェックしてみましょう。
今回は自分でできる自己管理法をおさえていきましょう。
長時間使用しなければならない時は、目の高さで見るように心掛けましょう。
20~30分に一回は姿勢を変えたり、立ち上がるようにしましょう。
パソコン画面が遠く見えにくいために前かがみになってしまう場合は、メガネやコンタクトレンズといった視力矯正をするのも良いでしょう。
高すぎる枕は、寝るときに首や肩の筋肉が緊張してコリを招きやすいので、自分に合った高さを探しましょう。ストレートネック用の枕も売っています。
気が付いたときに首のストレッチをしてコリをほぐすようにしてあげましょう。
※重症な場合は無理にストレッチを行わず、整形外科や整骨院などで診てもらいましょう。
来月のテーマは、「花粉皮膚炎 ~今話題の健康ワード!~」です。