生活習慣病を予防する特定非営利活動法人 日本成人病予防協会
気温が低く、乾燥している1月は、感染症に注意しなければならない時期です。感染症を引き起こすウイルスや細菌などの微生物は、低温で乾燥した空気によって活性化します。気管支が乾燥して炎症を起こすと、ウイルスや細菌を排出する機能が低下し、感染症にかかりやすくなるため、しっかりと感染症対策を行っていきましょう
肺炎は、がん、心疾患に次ぐ日本人の死亡原因第3位であり、特に、超高齢社会の到来によって肺炎で死亡する高齢者が急増しています。冬になると、肺炎はインフルエンザや風邪の合併症として罹患率が上昇する傾向にあります。
肺炎は、肺炎球菌やマイコプラズマなどの細菌やウイルスによる感染症です。
肺炎の主な症状は、痰の絡んだ咳や胸痛、呼吸困難、悪寒、発熱などですが、原因となる細菌やウイルスによっても異なります。肺炎の症状は、風邪の症状と間違えられることもあるため、風邪を引いた後、なかなか治らない場合は肺炎を疑うことも必要です。
肺炎を予防するためには、ワクチンを接種する、免疫力を高めることが大切です。また、風邪同様に手洗いやうがいをして、手や口腔内を清潔に保つようにしましょう。
大根には、口内の炎症鎮静、咳止め、痰をきる作用がある酵素や殺菌成分が含まれています。大根の薬効を利用した民間療法は、昔から知られていて、大根をはちみつに漬けた「はちみつ大根(大根飴)」は風邪の予防や咳止め、喉の炎症などの改善に有効といわれています。 また、大根に含まれる食物繊維は腸内環境を正常化し、腸の働きを整えてくれます。腸内環境は、免疫の要となるため、腸内環境を整えて免疫力を高めるようにしましょう。
芽キャベツは、キャベツより栄養素が豊富に含まれています。特に、抗酸化ビタミンであるビタミンCやビタミンEを豊富に含むため、活性酸素の発生や酸化力を抑制し、免疫力を高めてくれます。 また、芽キャベツに多く含まれるβカロテンは、皮膚や喉、鼻、肺、消化管などの粘膜を保護し、正常に保つ働きがあるため、感染症を予防して免疫力を高めることにも役立ちます。
大根 ……10cm分
芽キャベツ ……70g
人参 ……小1本
玉ねぎ ……大1/2
ベーコン ……5枚
ウインナー ……6本
水 ……900cc
コンソメ ……大さじ1
バター ……10g
塩 ……少々
こしょう ……少々
大根を3cm程度の半月切り、人参を縦4等分、玉ねぎを乱切り、ウインナーはそのまま、ベーコンを一口大に切る
芽キャベツは、たっぷりの熱湯に塩を入れ1~2分程度茹でる
鍋に1.と水切りした芽キャベツ、水、コンソメ、バターを入れて、塩、こしょうで味付けをして弱火で煮込む
器に盛り付けたら、出来上がり♪
来月のテーマは、「脳卒中 ~季節の健康~」です。