健康管理情報

体臭・加齢臭 ~ハーブ・アロマと健康~

2012年6月号
更新)
ハーブ・アロマと健康

6月といえば梅雨。ジメジメと蒸し暑いこの季節、ふと臭いが気になったりしませんか?また、加齢臭などでお悩みの方いらっしゃいませんか?
今回はそんな悩みに効果のあるハーブ・アロマをご紹介します。

 

体臭・加齢臭に効くハーブ・アロマ

サイプレス

サイプレスはヒノキ科の常緑樹です。日本のヒノキに近いウッディーな香りで、気分をゆったりとさせてくれます。リラックス効果が高いので、イライラしている時や興奮している時に嗅ぐと良いでしょう。
消臭効果に優れているため、スプレーやアロマバスにオススメです。最近では、シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドを分解する作用があることも確認されています。

ユーカリ

ユーカリの精油はペパーミントよりも刺激が強く、クールで染み渡るような香りがします。優れた抗菌特性を持ち、古くからオーストラリアの先住民・アボリジニに万能薬として愛用されてきました。
ユーカリはアロマオイルとしての効果ももちろんですが、抗菌・抗ウイルス作用・抗ダニ作用があり、風邪や気管支のトラブルなどを蒸気吸入で予防・緩和してくれます。

レモン

食材としても有名なレモンですが、アロマとしても優秀な果実です。精油に使われる物はイタリア・シシリー産の物が名高く、香気に優れ、爽やかではじけるような香りが特徴です。
レモンの香りは頭をリフレッシュさせ、集中力を高めてくれるので、仕事中や勉強中に用いると効果的です。レモンには優れた抗菌性もあるため、デオドラント効果にも期待が出来ます。

アロマ・ハーブの活用方法

入浴剤

実は、寝る前の入浴には体臭を防ぐ効果があるんです。一日の汗を流すのと同時に身体の血行を改善し、溜まった乳酸を減少させます。
アロマオイルを使うとさらにデオドラント効果がアップします。

やり方
  1. 湯船にお湯をはる
  2. 精油を1~3滴落とす
  3. よくかき混ぜてから入浴

 

特に足の臭いが気になるという時は、バスソルトを使った足浴がオススメ。
足元が汗ばむ時にも良いです。足のむくみを引き締める効果もあるので、一日の終わりに疲れた足を癒してください。

バスソルトの作り方
  1. 密閉容器に自然塩を入れ、精油を加える
  2. 木ベラでよく混ぜる
  3. 冷暗所で保存し、2週間以内に使用する
バスソルトの使い方
  1. バスソルトを作り、お湯に加える
  2. お湯をよくかき混ぜる
  3. 15分程度足を浸す
ボディスプレー

アロマテラピーで使用する精油はナチュラルな香りなので、他の匂いと混ざってもあまり違和感がありません。しかも、精油は嗅ぐことによってリラックスや気分転換の作用もあるので一石二鳥。また、殺菌や消毒効果も併せ持つため、臭いの原因をシャットアウトしてくれます。
手軽に持ち運べてどこでも使えます。臭いが気になったらシュッとスプレーしてみて下さい。

ボディスプレーの作り方
  1. ビーカーに無水エタノール5mlを入れ、
    さらにお好みの精油を6滴程度加える
  2. 木ベラでよく混ぜた後、スプレー容器に移す
  3. 精製水95mlを加え、よく振って混ぜる
  4. 冷暗所で保存し、2週間以内に使用する

来月のテーマは、「夏バテ・肉体疲労 ~ハーブ・アロマと健康~」です。