生活習慣病を予防する特定非営利活動法人 日本成人病予防協会
フランスは、あらゆる面において「豊かな国」です。数多くの歴史遺産、食通をうならせる料理とワイン、芸術家達を虜にしたパリの都、そして多彩な魅力にあふれた地方の町があり、アウトドア派、アート・ファン、グルメなど様々な人が求めるものが見つかる国です。
首都 | パリ |
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人口 | 6,400万人(日本の約半分) |
言語 | フランス語 |
平均寿命 | 男性76.8歳、女性83.8歳 |
フランスの国土は西ヨーロッパに位置する本土の他4海外県、さらにはニューカレドニアやオセアニアの属領も含み、面積は55万1695平方キロメートルで西ヨーロッパでは最大です。
東から南にかけて山地や山脈など自然の国境がある他は、所々に高原や丘陵がみられるものの、国土の大半は概して緩やかな丘陵地や平野に恵まれています。
フランスの気候は大陸性、海洋性、地中海性の気候区に分割されます。
気温の年較差、日較差とも小さく、気候は冷涼であるが、寒くなることはありません。パリの気候は東京の四季に似ています。
フランス文化は、特に文学、美術、建築、音楽の領域で、ヨーロッパに大きな影響を与えてきました。
特徴的なものといえば、フランス料理、オートクチュールなどファッション、クラシックバレエとコンテンポラリーダンスなど舞踊、それからモリエールなどの戯曲(演劇)を含めたフランス文学があります。
フランスは世界有数の城保有国で、数は1万を超えます。毎年1月終わりには売りに出たお城を競りにかけるオークションが開かれ、バブルの絶頂期には多くの日本人が高値で競り落とし話題をさらいました。
実は、手に入れるのは割と簡単なお城ですが、所有すると広大な敷地と大きな屋敷は掃除だけでも多数の人手と多額の経費がかかるそうです。
フランス人はお祭り好きです。多くの都市で、音楽、ダンス、演劇、映画、アートをテーマとした毎年恒例のイベントが催されます。
地方の村は、地元の聖人を讃える祭りや豊作を願う祭りを行います。
また、フランスの主な祝日には、幸運を祈りスズランの花束を交換し合うメーデー(5/1)、ダンスパーティーやイルミネーション、花火などが街をにぎわすパリ祭(7/14)などがあります。
医療費の支払いは、日本と同じく医療保険である程度カバーされます。病院での支払いは、初めに患者が全て全額支払った後、病院から交付される保険カバー分を払い戻し、申請書類を患者が医療保険の事務所に送付しなければなりません。これはかなり面倒ですが、患者にとって医療にかかっている費用がよく分かるというメリットがあります。
日本のように支払い段階で2割、3割負担ということでは医療にかかる費用に対する認識があいまいになりがちで、表面上医療コストが安く見られるために、必要以上に過剰に病院へ足を運ぶことになるからです。
フランスの冬の味覚といえば牡蠣です。一般的には10月から3月までが旬といわれています。海外で「海のミルク」とよばれる牡蠣は、海の栄養分を丸ごと凝縮したかのようなとても栄養バランスの良い食品で、漢方や健康食品としてもおなじみの食材です。 特にタウリンが多く含まれており、血圧や血中のコレステロール値を下げる特徴があります。他に、亜鉛、鉄、銅等のミネラル類やビタミン類も豊富に含み、スタミナ増強の食品として知られています。
牡蠣 ……200g
白ワイン ……50ml
水 ……300ml
玉ねぎ ……1個(200g)
じゃがいも ……1個(150g)
にんじん ……1/2本(80g)
ベーコン ……2枚
バター ……20g
薄力粉 ……大さじ1と1/2
コンソメ顆粒 ……小さじ1~2
ローリエ ……1枚
塩、こしょう ……各少々
パセリ ……適量
牛乳 ……400ml
玉ねぎ、じゃがいも、ベーコンは1cmの角切り、にんじんは7mmの角切りにする。
牡蠣はたっぷりの塩水で振り洗いし、ざるにあげて水気をふく。
鍋に牡蠣、白ワイン、水を入れて火にかけ、牡蠣がぷっくりしてきたら火を止め、牡蠣は別に取り出しておく。
別の鍋にバターを熱してベーコンを炒め、玉ねぎ、じゃがいも、にんじんも加えて炒める。玉ねぎが透き通ってきたら薄力粉を加え、弱火で粉っぽさが消えるまで炒める。
4の鍋に3の汁とコンソメ、ローリエを加えてよく混ぜ、フツフツしてきたら弱火にして20分ほど煮る。野菜がやわらかくなったら牛乳を加え、好みのとろみ加減になるまで(目安:10~20分程度)煮る。
3で取り出しておいた牡蠣を加え、塩・こしょうで調える。器に盛り、みじん切りにしたパセリを散らして完成。
来月のテーマは、「ロシア ~世界の人々の暮らし~」です。