生活習慣病を予防する特定非営利活動法人 日本成人病予防協会
メキシコはアメリカ合衆国の南に位置し、マヤやアステカなどの大遺跡をはじめ歴史的な見どころがたくさんあります。スペイン系をはじめとするヨーロッパ系の先住民文化とスペイン文化が複雑にからみあっているので、独自の民族色が楽しめます。
首都 | メキシコ・シティ |
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人口 | 約1億420万人 |
言語 | スペイン語 |
平均寿命 | 男性73.0歳、女性77.9歳 |
メキシコは太平洋とメキシコ湾の大きな海に囲まれており、大きく4つの地域に分けられます。サボテンが林立する北部の砂漠乾燥地帯、メキシコ観光の中心地である中央高原地帯、ジャングルのある南部熱帯雨林地帯、世界のセレブがこっそり訪れるという太平洋岸ビーチ・リゾートです。
ほとんどの地方は標高1,000メートル以上に位置し、気候は標高によって異なります。北部は乾燥していて、夏と冬の気温差は激しい一方で、南部は1年中高温多湿です。降水量も地域によって大きな違いがあります。
メキシコの文化はマヤ族やアステカ族の文化に根を持ち、古くから音楽や絵画、彫刻など芸術面で世界的に有名な人物を輩出しています。マリアッチ音楽(移動楽団)、フィエスタ(聖日)、シエスタ(昼寝)、よだれの出そうな激辛料理、強いテキーラなど、独自のはっきりとした特徴があります。
メキシコはプロレス天国です。その歴史は65年以上と長く、主に貧困層に属する庶民の娯楽として発展を遂げてきました。日本でもマニアックなファンがついています。
善玉と悪役の役割がはっきりしているため試合の流れが分かりやすく、エンターテイメント色が濃いのが特徴で、覆面レスラーが圧倒的に多く、マスクを賭けた死闘がよく行われています。
メキシコではシエスタをとる習慣があります。時間は季節によっても多少異なりますが、だいたい14時から16時までです。美術館や商店も休みをとるところが多いので、観光やショッピングのスケジュールをたてる時は気を付けたいです。
シエスタの習慣はスペイン人によって持ち込まれました。現在は都市部ではなくなってきていますが、気温が30~35度に達するような地域の田舎では残っているそうです。
メキシコ・シティでは、90年代初めより大気汚染が深刻化しており、特に乾期には光化学スモッグが問題となっていましたが、近年ディーゼル車の制限や排気ガス点検の義務化によって改善に向かっています。
しかし、非営利環境団体の2007年環境汚染地域「The Dirty Thirty」の中で、メキシコ・シティは世界最悪の大気汚染都市であると発表されました。また、水道水からも大腸菌が検出されることが多く、高級なレストランでの食中毒も頻発しています。標高が高く、しかも盆地のメキシコ・シティは汚染された空気が外に逃げずに、上空に貯まったままになるためだと考えられています。
アボカドは中南米が原産地で、数千年前から食用にされてきました。現在、国内で売られているアボカドのほとんどが、メキシコ、ニュージーランド、チリなどからの輸入品で、メキシコからはほぼ通年輸入されています。 ビタミンE をはじめ、各種ビタミン、鉄やリンなどのミネラルも豊富に含んでいます。また、アボカドは「森のバター」と称される通り、脂質が多いのも特徴です。果肉の脂質はなんと20%近くもあるのですが、この脂質は血液をサラサラにしたり、コレステロールを減らす不和脂肪酸が主体なのでとても健康的です。また食物繊維も多く便秘予防にも効果的で、高エネルギーなので夏バテ予防にも最適です。
アボカド ……2個
玉ねぎ ……1/2個
香菜 ……適量
トマト ……1/2個
唐辛子 ……1本
にんにく ……1かけ
ライム果汁 ……1個分
塩 ……小さじ1
玉ねぎはみじん切りし、水にさらし水気を切っておきます。
トマト、香菜、にんにく、唐辛子をみじん切りにします。
アボカドは種を取り、ライム果汁、塩を加え、スプーンなどでアボカドを切るように混ぜ合わせます。
1~3を混ぜ合わせて、完成です。 ※より味を馴染ませるには、冷蔵庫で1時間程度冷やすと良いでしょう。
来月のテーマは、「フランス ~世界の人々の暮らし~」です。