生活習慣病を予防する特定非営利活動法人 日本成人病予防協会
エジプトはアフリカ北東部にある国で、ナイル川流域では5000年ほど前から古代文明が栄え、ピラミッドの建設など独自の文化が発展しました。
エジプト以外にも、ギリシャ、ローマ、イスラムなどの文化がモザイクのように混ざり合い、独特の文化を形成しユニークな味わいがあります。
首都 | カイロ |
---|---|
人口 | 約7,257万人 |
言語 | アラブ語 |
平均寿命 | 男性 68.4歳、女性 72.8歳 |
エジプトはアフリカ、中東およびヨーロッパが交わる地理的位置にあり、北は地中海、東は紅海に面しています。国土の90%以上は砂漠で、居住可能な土地は地中海沿岸とナイル川流域のわずか5%だけです。
主として11月から4月までの温暖な冬と、5月から10月までの暑い夏の2つの季節があり、年間を通じて非常に乾燥した気候です。砂漠地帯では気温の変化が激しく、特に夏期は夜間の7℃から日中には43℃にまで達することもあります。また、エジプトの気象現象の1つに、春になると国中に砂まじりの熱風が吹く「ハムシーン」があります。
「エジプトはナイルの賜(たまもの)」といわれてきたように、エジプトの文化や暮らしはナイル川によって支えられ、世界四大文明の1つである古代エジプト文明を発展させてきました。
ナイルの水がもたらす豊富な農作物、地中海でとれる新鮮な魚介類などは、食文化にも影響を与えています。
宗教はイスラム教が90%以上を占め、憲法では国教に指定されています。イスラム教では、1日5回のお祈りや年に1度の1ヵ月間の断食、メッカへの巡礼などが決められています。豚肉を食べる事が禁止されているため、羊肉を使った料理が多くみられます。
古代文明発祥の地エジプトは、膨大な歴史遺産に満ち溢れています。有名なギザの大ピラミッドとスフィンクス、遺跡の宝庫・古都ルクソール、圧倒的な存在感を誇るアブ・シンベルの大宮殿など、国中が屋外博物館といえます。
2009年5月現在、エジプトでの鳥インフルエンザ感染は60例が報告されており、そのうち23例が死亡しています。インドネシア、ベトナムに次いで世界で3番目に感染者が多い国となりました。これまで鳥インフルエンザに感染した人のほとんどが病気の鳥や死んだ鳥との直接の接触により感染しており、ヒトへの感染の主要ルートと考えられています。渡航・滞在予定の方は、生きた鳥を扱う場所への立ち入りを避け、死んだ鳥や放し飼いの鳥との接触を避け、不用意に鳥に近づいたり触れたりせず、衛生管理にも十分注意して下さい。
古代エジプトの伝説に、どんな薬を飲んでも治らなかった王様の難病がモロヘイヤのスープで治ったという話があります。「王様の野菜」と呼ばれるように、モロヘイヤは栄養価の高い野菜です。カロテンの含有量が野菜の中ではトップクラスで、細胞の老化を遅らせて、血管や粘膜を丈夫にしてくれます。それに加え、カルシウム、ビタミンC、食物繊維、鉄など様々な栄養素をバランス良く含んでいます。
いわし(小さめ) ……4匹
塩 ……少々
モロヘイヤ ……25g
梅肉 ……大さじ1
小麦粉 ……適量
卵 ……1/2個
パン粉 ……1/4カップ
揚げ油 ……適量
いわしは3枚におろし、塩を少々ふる。
モロヘイヤをゆでてみじん切りにきざみ、梅肉と混ぜる。
いわし2枚の間に2をはさみ、小麦粉、溶き卵、パン粉の順につけて、中温の揚げ油で揚げる。
残りの溶き卵に水少々と小麦粉を加え、生のモロヘイヤの葉につけて揚げ、付けあわせにする。
いわしのはさみ揚げを半分に切り、4とともにお皿に盛ったら、できあがり!!
来月のテーマは、「スペイン ~世界の人々の暮らし~」です。