生活習慣病を予防する特定非営利活動法人 日本成人病予防協会
すべての細胞にあります。体内存在量は2~4g(成人)です。
亜鉛は多くの酵素の成分になっています。タンパク質やDNA(遺伝情報物質)の合成や糖質の代謝、インスリンの合成、免疫反応などに関わる酵素の成分として、これらの働きをサポートしています。
舌には「味蕾」という味を感じる細胞が存在しています。味蕾は、新陳代謝が活発で、10~12日のサイクルで次々と新しくつくられます。その形成に亜鉛は不可欠です。
亜鉛は、前立腺や精子に多く存在しています。精子の形成に亜鉛が不可欠で、生殖機能の維持に重要です。
細胞の入れ替わりの激しい皮膚、髪、爪などの健康が損なわれたり、味蕾細胞の働きが悪くなり、味覚障害が起こります。男性の場合、生殖機能が低下します。また、免疫反応にも関与しているため、不足すると免疫機能が低下し、感染症にかかりやすくなります。
カキ、ウナギ、牛肉、レバー、鶏モモ肉、小麦胚芽、たけのこ、納豆、ごま
米 ……2合
だし汁 ……200~300ml
しょうが ……1片
みつば ……1束
A ……合わせ調味料
酒 ……大さじ1
みりん ……大さじ1
しょうゆ ……大さじ1/2
塩 ……小さじ1/3
生カキ ……16~20粒
B ……カキの下味
酒 ……大さじ4
しょうゆ ……大さじ1
米は洗ってザルに上げておく。
カキは分量外の塩少々でやさしく水洗いする。
しょうがは皮をむき、細い千切りにし、みつばは1cm幅に切る。
Bの調味料でカキを1分間くらい煮る。
炊飯器に米、Aの調味料、4のカキの煮汁を入れ、通常の目盛りまでにだし汁を加え、カキ、しょうがの半分量を入れて炊く。
炊き上がったら、残り半分のしょうが、みつばを加えて混ぜ合わせてお茶碗によそう。
来月のテーマは、「セレン ~体に必要な「ミネラル」ってなんだろう??~」です。