健康管理情報

⑥ 香りで血圧コントロール ~香りのパワーでこころとからだをリフレッシュ~

2005年10月号
更新)
香りのパワーでこころとからだをリフレッシュ

身近なハーブでこころとからだをリフレッシュ

香りには、こころとからだを健康にするはたらきがあるといわれます。さまざまな香りを楽しみながらその効果を活用し、こころを豊かにするとともにからだのトラブルを解消しましょう。

⑥香りで血行コントロール ~ 高血圧の予防に効果のある香りは!? ~

これから秋を迎え、寒い冬を迎えます。この時期、最も気をつけたいのが血圧の上昇です。

どんなときに血圧が上がりやすいの?
外出するとき

暖かい部屋から寒い外へ出て急に寒さに身をさらすと、からだの表面にある毛細血管は、熱が失われないようにするために収縮します。すると、血流に対する抵抗が高まり、血圧が上がります。

しかし、寒いからといって重いコートを着て外出すれば、重い荷物を背負っているのと同じくらいのエネルギーを使うことになり、心臓の負担も増えます。ですから、薄くて暖かい下着をきちんと身に着けるとよいですね。

お風呂に入るとき

寒いお風呂場と熱いお湯は、血圧を上昇させるので危険です。入浴前に浴槽のふたを開けたり、タイルにシャワーをかけたりして浴室を温めましょう。

そして、お湯の温度は38~40℃くらいにして、ゆっくりとつかります。

高血圧に効果のある香り
マージョラム

古代ギリシャの時代から薬草としてよく用いられ、ややスパイシーな香りが血管を拡張させて血圧を下げます。
学名のmajorとは「より大きい」と言う意味のラテン語で、より大きい、より長いということから「長寿」の象徴とされています。

レモン

リモネンという成分に血液の流れをよくするはたらきがあり、強心剤の役割をしたり、高血圧を低下させたりします。

 

コラム 寝る前のアロマバス

お風呂にオイルを直接4~5滴落とします。
オイルは溶けないので、念入りに混ぜましょう。
また、オイルは揮発性なので、1回約30分から1時間が限度です。
38~40℃で長めにつかるとリラックス効果が得られ、安眠できます。

来月のテーマは、「⑦ 香りで免疫力アップ ~香りのパワーでこころとからだをリフレッシュ~」です。