健康管理情報

③ 香りでぐっすり ~香りのパワーでこころとからだをリフレッシュ~

2005年7月号
更新)
香りのパワーでこころとからだをリフレッシュ

身近なハーブでこころとからだをリフレッシュ

香りには、こころとからだを健康にするはたらきがあるといわれます。さまざまな香りを楽しみながらその効果を活用し、こころを豊かにするとともにからだのトラブルを解消しましょう。

③香りでぐっすり ~安眠効果のある香りは!? ~

一日の終わりには、その日の疲れを癒してから眠りにつきたいものですね。 夜は、副交感神経をオンにして、心身を休養モードにすることが大切です。バラに似た甘い香りのローズウッドは、中枢神経を安定させてこころを和ませます。甘く穏やかな香りで、明日へのエネルギーをチャージしましょう。

 

その他、安眠に効果のある香り
ラベンダー

安全性が高く、子どもから大人まで安心して使用できます。
自律神経のバランスを整え、リラックスさせるので、睡眠の質が高まります。

フランキンセンス

優しく包み込むような優雅な香りから、「乳香」とも呼ばれます。
こころの静けさを取り戻したいときに役立ちます。
咳が止まらないときには、深く呼吸をして香りを取り入れましょう。

マジョラム

血管を弛緩させるはたらきがあり、ストレスや不眠症の方におすすめです。
また、憂うつな気持ちから楽天的な発想への転換にも効果があります。

メリッサ

からだの緊張を和らげます。
古くは、悪夢を追い払うために使われていたようです。

もっとある!ローズウッドの香りの効用

ローズウッドは、ほのかにバラの香りがすることからこの名前で呼ばれます。 原産国はブラジルで、ローズウッドの絶滅を防ぐために、一本伐採するたびに、新しい木を一株植樹することが法律で定められているほど貴重な樹木です。

体調不良のときに

ペパーミントの葉を乾燥し、布にくるんで車内に入れておきましょう。エッセンシャルオイルをティッシュに1滴含んでも十分な効果があります。

スキンケアに

クールな香りで心を鎮めましょう。精神的疲労も解消されます。

フェイスマッサージのポイント
~ツボを指の腹で押してみましょう~
朝のマッサージ

アロマオイルを肌に馴染ませ、1から順番に少し強めに押して刺激し、肌を目覚めさせます。

夜のマッサージ

アロマオイルを肌に馴染ませ、1から順番に少し軽めに、ゆっくり押して、肌をリラックスさせます。

コラム 朝の芳香浴

寝つきが悪いため、朝、気持ちよくスッキリ起きられない、起きたときに昨日の疲れが抜けきらない・・・。

そんなときには、交感神経をオンモードにする清々しい香りを!

おすすめは、ローズマリーです。

くっきりとした香りが自律神経のバランスを整え、心身をリフレッシュさせます。 浴室の床の隅に、ローズマリーの精油を2~3滴垂らします。それだけでもふんわりと香りが漂います。
そして、40℃前後の熱めのシャワーを浴びながら、ゆったり深呼吸をして芳香浴を楽しんでください。

 

来月のテーマは、「④ 香りでさっぱり ~香りのパワーでこころとからだをリフレッシュ~」です。