生活習慣病を予防する特定非営利活動法人 日本成人病予防協会
髪の毛は身体のなかでも新陳代謝が活発な部分のひとつです。身体が栄養不足に陥り、髪の毛に十分な栄養が送られない状態が続くと、血行不良が起こり、薄毛や脱毛の原因となります。
「抜け毛は不安やストレスが原因」といわれますが、栄養の面から髪の毛の健康について考えてみましょう。
髪は頭皮の毛包1つから1本生えています。根っこの部分を毛根、その根元のふっくらしたところを毛球、毛球の中心のくぼみの下の部分を毛乳頭と呼びます。
そして、毛球の回りには多くの毛細血管がはりめぐらされ、そこから栄養を取り込んで成長します。毛乳頭の栄養状態がよく、それを毛球がしっかり抱き込んでいると、髪全体が元気なのです。
成長期 3~5年(生え際は4~9ヶ月)
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退行期 2~3週間
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休止期 (自然に抜ける)
休止期に入ると自然に抜けますが、同時に皮膚の下では次の髪の準備も進んでいます。このように抜け毛はあって当然のことであり、1日約50~100本抜けます。問題は、きちんと休止期に入った髪が抜けているかどうかということです。
A 寿命を終えた髪は毛根がふっくらしています。
B 円形脱毛症などの以上脱毛の場合、毛根に丸みがない、細い、パサついているのが特徴です。
C 抜け毛全体が細くなっていたらいわゆる男性型脱毛症です。
BとCは、通常より早いサイクルで成長期から休止期を過ごしたのでやせていて、また通常より早く寿命を終えたため、次の毛の準備が出来ていない場合が多いです。
油っぽいものの取りすぎは皮脂の分泌を多くしますし、塩分、刺激物の取りすぎは髪に大敵です。また、アルコールは体内で中性脂肪に変えられ皮脂の分泌を促進します。お酒も適量にしましょう。
タバコの中に含まれるニコチンは少量で興奮作用を引き起こし、発汗や皮脂の分泌を促進し、それが毛根に悪影響を及ぼし、脱毛を促すことになります。また、多量の場合は抑制的に作用して、血流を阻害します。そのため、毛包部への血流が悪くなり、やはり脱毛が促進されます。
そして、シャンプーはやり方次第で良くも悪くも作用します。マッサージも兼ねて、地肌に指先をピッタリあて、頭皮を動かすようにして洗いましょう。爪を立てて力まかせにゴシゴシ洗うことは禁物です。
髪は感情の動きに敏感です。ストレスが続くと毛細血管が萎縮し、髪の生産がストップしやすくなります。
頭皮マッサージはツボに合わせて行うと効果的です。
額 ~ 頭頂 ~ 首筋の縦断ラインと、こめかみ ~ 頭頂 ~ こめかみの横断ラインの十字のラインにたくさんのツボがあります。実際にこの部分に指があたっていると、心地よさを感じます。
巻き上げ湯葉 ……6個 (冷凍)
にんじん ……中1本
さやえんどう ……少々
だし汁 ……1と1/2カップ
薄口しょうゆ・みりん ……各大さじ4/5
酒 ……大さじ2
塩 ……少々
湯葉を平鍋に並べ、湯葉がかぶる程度の水を加え、落し蓋をする。
①が沸騰したら、弱火にして15分程度煮る。火を止め、水を少し加えてから、平ざるに湯葉を取り出す。
にんじんは皮をむいて乱切りにし、面取りをして下茹でをする。
鍋に②と③を並べ、調味料を合わせて加え、落し蓋をして弱火で15分ほど煮含める。
筋を取り、色よく茹でたさやえんどうを盛り合わせる。
来月のテーマは、「胃痛 -クスリになる食材あれこれ-」です。