生活習慣病を予防する特定非営利活動法人 日本成人病予防協会
下痢とは、便に含まれる水分が異常に多くなり、大便が棒状の形をしないまま排泄される状態をいいます。
軽いものは軟便、ひどくなると水様便といわれます。
下痢が急激に起こると、水分と塩分が体外に排泄されてしまい、からだのバランスを崩します。
比較的短期でも、炎症や出血が強いとたんぱく質が不足しますが、長期にわたると栄養不足になってやせてきます。
短期間で改善するので、栄養補給にこだわらず、水分や塩分の補給につとめましょう。
下痢が改善してきたら、おかゆやうどんなど消化のよいでんぷん質の食品を摂りましょう。
下痢が続くと、ついおかゆに梅干しのようなあっさりした食事になってしまいます。
しかし、これでは栄養不足になりやすいため、下痢を助長してしまいます。
たんぱく質、ビタミンなどを充分に含んだ高栄養消化吸収がよいものを選びましょう。
海草、きのこ、こんにゃく、野菜、果物等。
消化が悪く、腸管を刺激するので下痢を助長してしまいます。
香辛料、コーヒー、アルコール飲料、炭酸飲料、また、にんにく、たまねぎ等の野菜類。
特に男性にみられる下痢の多くはアルコールによるものが多いようです。
豆、いも、かぼちゃ、栗、バナナ等。
ガスを発生して腸管を刺激するので控えましょう。
鶏ひき肉 ……100g
豆腐(木綿) ……1丁
にんじん ……1/2本
キャベツ(大) ……6~8枚
たまねぎ ……1/2個
卵 ……1個
酒・しょうゆ ……各少々
塩 ……少々
A
スープブイヨン ……1個
水 ……4カップ
ローリエ ……2枚
キャベツの葉は湯がいて、茎の硬い部分を包丁で削り、水気を切る。
にんじんとたまねぎをみじん切りにする。
豆腐はふきん、またはペーパータオルにつつんで重石をして水気をよく切り、手でほぐす。
鶏ひき肉に豆腐とにんじん、たまねぎを加えて混ぜる。
④に溶きほぐした卵を加え、酒、しょうゆをいれてよく混ぜる。
キャベツの葉に⑤を乗せ、手前が茎になるようにして巻く。
なべに巻き終えた部分が下になるようにして⑤をきちっと並べる。
⑦にAを加えて落し蓋をして、中火で15分ほど煮た後、塩で味を調節する。
来月のテーマは、「むくみ -クスリになる食材あれこれ-」です。