生活習慣病を予防する特定非営利活動法人 日本成人病予防協会
頭痛、頭重の原因は、およそ150以上あるといわれています。
4人にひとりが悩まされている慢性頭痛は、主に次の3つに分けられます。
天候 | 低気圧、梅雨時になりやすい。 |
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環境 | 混雑した場所、換気の悪い部屋にいる時。 |
光 | 逆光、反射光を浴びた時。 |
疲労、緊張 | 仕事、対人関係による。 |
睡眠 | 睡眠不足、寝過ぎ、昼寝の中断による。 |
※ その他には飲食物、薬、月経等があります。
※ 化学調味料に含まれるグルタミン酸は、脳の刺激物質で、多量に摂取すると頭痛の誘因になります。
※ 以下のものは頭痛の誘因になるので控えましょう。
頭の血管の周りを走る三叉神経には、脳血管の異常を中枢に伝える役割があります。また、中枢から血管に刺激を伝える役割もあり、それによって頭痛の原因となる血管拡張物質がされます。
この血管拡張物質は、セロトニンによって分泌を抑えられ、その結果、血管が拡張するのを防いだり、拡張した血管を収縮させて炎症(痛み)が起きないようにはたらきます。
大豆・豆製品、魚介類などに多く含まれるマグネシウムは、神経細胞の異常な興奮を抑え、セロトニンをコントロールするのでオススメです。
ペパーミント | 血管収縮作用があるため、頭痛によいとされる。 その他、消毒、消化、強壮にもよい。 |
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ラベンダー | 鎮静、鎮痛作用があり、頭痛を和らげる。 その他、殺菌作用もある。 |
ローズマリー | 鎮痛薬にも使われるほどの効果がある。 |
シソ | ミントと合わせると、頭痛が和らぐ。 |
カモミール | 鎮静、鎮痛、発汗作用があり、頭痛を和らげる。 |
一人当たりのハーブの分量
生なら ……5~6枚
乾燥させたものなら ……小匙1杯
あらかじめ温めた陶製または耐熱ガラスのポットに人数分のハーブを入れ、沸騰したお湯を注ぐ(1人200CC)。
ふたをして3~5分ほど待つ。
温めておいたカップに注ぐ。
来月のテーマは、「お酒の飲み方 -クスリになる食材あれこれ-」です。