健康管理情報

スキンケア -スリム&きれいに-

2003年2月号
更新)
スリム&きれいに

寒さの厳しいこの季節、暖房による空気の乾燥で肌がカサカサしませんか?

また、春になると入学や入社、転属などなにかと環境の変化の多い時期になります。ストレスや不規則な生活などが体内環境に悪影響を及し、その結果、肌のトラブルも多くなりがちです。

春一番の強風がほこりっぽさや花粉を巻き上げ、少し汗ばんだ肌に付着し、肌トラブルはますます悪化します。今のうちに丈夫な肌づくりをしましょう!!

皮膚の構造

表皮 角質層、顆粒層、有棘層から成る
真皮 コラーゲンとエラスチンによって肌のハリやキメが整う
皮下組織 脂肪細胞によって肌の弾力を維持

皮膚は上から表皮、真皮、皮下組織の3層からできています。更に、一番上の表皮は角質層、顆粒層、有棘層の3層に分かれています。

つまり、直接肌として私達の目に触れるのは角質層です。従って、肌のきれいな人は、角質層の状態が良好な人ということになります。

実年齢と見た目の年齢は必ずしも一致しません

実年齢と見た目の年齢は必ずしも一致しません。これを左右するのは、くすみ、潤い、キメハリ、といった肌の状態です。

表皮
  1. 有棘層で表皮細胞が次々と生み出される。
  2. 14日かけて角質層にたどり着く。
  3. さらに14日間表皮の表面に留まり、セラミドと共に保湿の役割をする。
  4. 役目を終えると垢となり剥がれ落ちる。

若くて健康な人のターンオーバーの周期は28日。
このサイクルは老化やストレス、疲労などによって新陳代謝が悪くなると、35~40日周期になる。この差がくすみとなって現れる。また、保湿効果が減少して肌に潤いがなくなる。

真皮 コラーゲンとエラスチンという繊維質の隙間をコンドロイチンが埋めている。この繊維質がしっかり絡み合ってきれいに並んでいると、キメ細かい肌となる。
皮下組織 無理なダイエットや加齢などによって、皮下組織のボリュームが減ると、皮下組織に乗っている表皮と真皮がだぶついてハリが失われシワができる。

 

控えたい食品

香辛料などの刺激物やアルコール、タバコなどの嗜好品は控えめに。

ニキビや吹き出物は、清涼飲料水やチョコーレートなどの甘いお菓子の摂り過ぎが原因となることも多いので注意!!

コーヒーは肌荒れを悪化させるといわれますが、砂糖の量にも気をつけましょう。

おすすめレシピ

豚肉をじっくり煮込むことで余分な脂肪分が抜け、さらに皮付の肉を選ぶとコラーゲンの補給にもなります。 高タンパク、低脂肪に仕上げた角煮のとろけるような味が楽しめます。
豚のマーマレード風味
材料 (4人分)
  • 豚ばら肉(ブロック) ……500g

  • 白ネギ ……1/2本

  • しょうが ……1片

  • ゆで卵 ……4個

  • チンゲン菜 ……2株

  • サラダ油 ……小さじ1

  • A

  •  醤油 ……大さじ4

  •  酒 ……大さじ4

  •  マーマレード ……150g

  •  水 ……200cc

作り方

  1. 1

    豚肉は2cmの厚さに切り分け、白ねぎは青い部分をぶつ切り、しょうがは皮ごとつぶしておく。

  2. 2

    鍋にサラダ油を熱し、豚肉、白ねぎ、しょうがを入れて両面に焼き色がつくまで焼く。

  3. 3

    深鍋に②とゆで卵を入れ、Aとひたひたの水と酒を加えて、豚肉に竹串が通り、煮汁が1/4量になるまで約1時間煮こむ。浮いてくるアクと脂をこまめに取り除く。

  4. 4

    器に豚肉と半分に切ったゆで卵を盛り、さっとゆでたチンゲン菜を添えて、煮汁をかける。

    ※均一に煮えるように豚肉の形を揃えてきりましょう。煮る前に熱湯をかけるか焼き付けると臭みが消え、余分な脂も抜けて美味しく仕上がります。

来月のテーマは、「頭痛 -クスリになる食材あれこれ-」です。