膝の痛みを防ぐ体操( ※ 軽症の変形性膝関節症の場合 )
ポイント
- 膝の関節の動きをよくする運動と、膝の筋力を強くする運動を行なう。
- 毎日、朝・昼・晩に行なう。
- 続けて行なうことが大切。
- 痛みがある時や、膝に炎症が起きている場合には、行なわずに安静にする。
膝の関節の動きをよくする運動
- いすに腰かけ、片脚を前に出す。
- 前に出した脚の膝頭に両手を当てて、ゆっくり10~20数えながら、膝の裏を伸ばすように押す。
(最初は弱めに、それから徐々に強く押すようにするのがポイント。)
- 両方の脚を交互に10回ずつ行なう。
膝の筋力を強くする運動
A
- いすに腰かけて片脚をゆっくり上げて、5つ数える。
- 図のように片脚を伸ばした状態から脚を上げるとよい。
- これを両脚交互にくり返す。
※楽にできるようになったら、脚におもりをつけてもよい。
おもりは500g~1kg程度で、自分の筋力に合わせること。
B
- 横になって、片方の膝を90度くらいに曲げて立てる。
- 伸ばしている方の脚を20~30cm上げて、ゆっくり5つ数える。
(楽にできるようになったら、おもりをつけてもよい。)
- これを10回、両方の脚で行なう。
C
- 巻いたタオルを膝の下に入れて、横になる。
- 両脚をまっすぐ伸ばし、膝でタオルを床に押しつけるようにする。
- 力を入れたまま、ゆっくり5つ数えて、力を抜く。
- これを10回くり返す。
D
- 横向きに寝て、片腕で頭を支える。
- 股を開くようにして、脚を上げる。
- 両脚の角度が30度くらいになるように上げたまま、ゆっくり5つ数える。
- これを両脚交互に10回行なう。
E
- 膝からももの辺りで枕をはさみ、両脚の内側に力を入れる。
- 力を入れたまま、ゆっくり5つ数えて、力を抜く。
- これを10回くり返す。