生活習慣病を予防する特定非営利活動法人 日本成人病予防協会
1月下旬から3月にかけて1年で最も寒い時期と言われています。この時期は、屋外と室内での寒暖差が大きくなり、気温差に体が適応しようとして、私たちの身体は必要以上にエネルギーを消費してしまい抵抗力も落ちやすくなります。
さらに、花粉の飛散も気になり始める時期です。症状が出る前に早めの対策を始めましょう。
今回は、そんな『花粉症』について症状が酷くなる前に気を付けたい対策やポイントをご紹介します!
花粉症は、植物の花粉が原因で起きるアレルギー症状の1つです。代表的なものには、スギやヒノキなどがあり、鼻腔内に入ってきた花粉に対する免疫反応によって目のかゆみやくしゃみ、鼻水などの症状を引き起こします。最も多いのはスギ花粉を原因とするものを『スギ花粉症』と呼びます。さらに、スギ花粉にアレルギーがあると、ヒノキ花粉にもアレルギー反応を起こしやすいと言われおり、飛散時期などにもチェックすることをおすすめします。
スギは、3月中旬から5月中旬にかけて飛散量が多く、ヒノキは、4月下旬から6月にかけてピークを迎えると言われています。その他にも、地域によっては1年通して季節問わず花粉が飛散しているため、秋にもイネ科の植物やブタクサなどによる花粉症が起こることもあります。
花粉症の主な症状は、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみです。風邪の症状と似ていますが、花粉症の場合には鼻水は無色透明で粘り気が少なくサラっとして、くしゃみは立て続けに出るなどの特徴があります。
花粉症対策としてはできるだけ、花粉に接触しないことが大切です。しかし、外出を避けられないことも多いかと思いますので次の対策やポイントを意識してみましょう!
毎日の天気を確認するのと同じように花粉情報もチェックしてみましょう。なるべく、花粉飛散量の多い時間帯などはなるべく外出を控えることが可能です。
外出する際は、花粉から目や鼻を守るためにマスクや花粉用のメガネなどを着用しましょう。さらに、服の素材はツルツルとした素材を選ぶようにしてみましょう。ツルツルとした素材であれば、たとえ付着してしまったとしても玄関前などで払うことで室内などに花粉を持ち込む量を軽減することができます。さらに、髪をまとめたり、帽子を着用するのも有効です。
帰宅後は、手洗いやうがいを行い鼻やのどの粘膜を整えましょう。それに加えて洗顔を行うのもおすすめです。目の周りなどに花粉が付いたままにしていると目の粘膜に入ってしまったり、顔などがかゆみが生じて傷になってしまう可能性もあります。目専用の洗浄液を使用したり、洗顔の際にはしっかりと泡をつくり優しく洗い落としましょう。
しっかりと洗い落とした後、保湿をしっかりと行い乾燥などによって肌や粘膜への花粉の侵入を防ぎましょう。さらに、腸内環境を整えることもアレルギー症状を起こりにくくするために有効です。
ヨーグルトには、乳酸菌やビフィズス菌をはじめとした善玉菌が豊富に含まれています。善玉菌は、悪玉菌の増殖を防いで、腸内環境の改善に働きます。腸内環境を整えて、免疫調整機能も整えましょう。
れんこんは、食物繊維や抗酸化作用のあるポリフェノールやタンニンなどが豊富に含まれています。抗炎症作用によって、炎症を抑える作用の他、鼻水を抑えたり、のどの痛みを抑えてくれる作用があります。
サバやサンマ、イワシなどの青魚の油(EPA、DHA)にはアレルギー症状を引き起こす物質の放出を抑える作用があると言われています。
サバ ……180g(1缶)
れんこん ……200g(1節)
生姜 ……1/2片
しょうゆ ……大さじ1
みりん ……大さじ1/2
ごま油 ……大さじ1
しそ ……2枚
白いりごま ……大さじ1
れんこんの皮を向き、5㎜程度のいちょう切りにする。
生姜の皮の汚れを取り、薄め細めの千切りにする。
フライパンにごま油を引き弱火で熱し、レンコンと生姜を加えて、レンコンが少し透き通るまで炒める。
サバの水煮缶を汁ごと加え、しょうゆ、みりんを加えて水分が少なくなるまで中火で煮る。
煮ている間に、しそを千切りにする。
水分が少なくなったら火を止め、盛り付けてしそを乗せ、白いりごまをふりかけて完成。