特定非営利活動法人 日本成人病予防協会

日本成人病予防協会　事務局　参与　前山雄次

生活習慣と予防医療　～健康管理士の果たす役割～

講師： 埼玉医科大学総合診療内科　准教授／廣岡　伸隆　先生

日本人の死因は、多い順に、がん、心疾患、肺炎、脳血管疾患となっています。これらの疾患は、罹患すると死に至らずとも生活に大きな支障を来しますが、これらの疾患はかなりの確率で予防による死亡の回避や早期発見による日常生活への影響の軽減が可能でもあり、国を挙げて、健康増進が叫ばれる所以でもあります。

しかし、現在の医療現場では、医療技術が大きく発展している一方で、健康診断の低受検率やせっかく受検して見つかった疾病予防に繋がるデータの異常の放置、健康診断と医療の連携不足などが課題となっています。

今回のセミナーでは、健康管理士としての活躍を広げるために、健康管理と医療を結ぶ「疾病予防」をキーワードとして、医学調査から分かっている生活習慣の疾病への影響や、医療機関や主治医の先生との上手な付き合い方、生活習慣と疾患の関係について研究データも交えながらわかりやすくお話いただきました。

講演の主な内容

1. 医学調査から学ぶ生活習慣と疾患の関係
2. 上手な医療のかかり方
3. 予防医療の普及・啓発のための健康管理士の役割　　　など

この健康情報、どう理解しますか？

講師： 埼玉県健康管理士会　会長代行・健康管理士／上原　道康　氏

健康でいたい！と思うがゆえに、巷にあふれる様々な健康講師写真情報を、つい鵜呑みにしてしまうことはないでしょうか。その情報を信じてよいのか？本当はどういう意味があるのか？などについて、健康管理士であり、食生活ジャーナリストである講師が分析し検証しました。今回は、特に食生活に関連した関心度の高い話題について、一緒に考えてみました。