糖尿病

糖尿病についてabout

糖尿病とは

糖尿病とは、血液中の「ブドウ糖(血糖)」の量が多すぎることにより、血管や神経、腎臓や目など、全身のさまざまな組織や機能に障害を与える病気です。

糖尿病のメカニズム

通常、体内に取り入れられたブドウ糖は小腸で吸収され肝臓に運ばれ、その後エネルギー源になります。このとき、膵臓からインスリンというホルモンが分泌され、ブドウ糖を全身の細胞や筋肉にエネルギー源として運んでいます。ところが、インスリンが十分に分泌されなかったり働きが悪かったりすると、ブドウ糖をうまくエネルギー源に変えることができず、血糖値が高い状態が続きます。これが糖尿病です。

糖尿病の原因

糖尿病の原因は、遺伝や体質的なものの影響もありますが、過食、肥満、運動不足、ストレスなども大きく関わっています。

糖尿病の症状

初期の段階ではほとんど自覚症状はありません。次のような糖尿病の主な症状は、かなり進行してから現れる傾向にあります。

  • 多尿、口渇(多飲)
  • 体重減少
  • だるさ、疲労感
  • 糖尿病性昏睡
糖尿病の三大合併症

糖尿病の恐ろしさは合併症にあります。糖尿病を長年放置すると、さまざまな合併症が起こりやすくなります。最も発生しやすいものが次の3つです。

  • 糖尿病性神経障害
  • 糖尿病性網膜症
  • 糖尿病性腎症

糖尿病の検査と判定

糖尿病の特徴は、発病初期に自覚症状がみられないことです。そのため、早期発見の方法として、血液中の糖を調べる血糖値の検査が重要視されます。

糖尿病の判定基準値

糖尿病の判定基準値

空腹時血糖値と負荷後2時間値の比較診断

空腹時血糖値と負荷後2時間値の比較診断

糖尿病の治療・予防

糖尿病の治療には、食事療法、運動療法、薬物療法があります。その中でも基本となるのは食事と運動です。
また、糖尿病を予防するためには、なによりも生活習慣を改善することが大切です。

生活習慣の改善には『食事』『ストレス』『運動』『環境』等、健康に関する体系的な知識が必要です。
厚生労働大臣指定講座で健康管理を体系的に学習し、ご自身やご家族の健康管理だけでなく、『年齢』『性別』『生活習慣』に合わせた健康管理指導ができる文部科学省後援の「健康管理のスペシャリスト」を目指してみませんか??